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修理あれこれ

 

 

 

私のいけないところが、ちゃんと「before afterの画像を残せていない」というところ

 

なのですが(すぐに作業にかかってしまうため忘れてしまうのです)

 

諦めてしまいそうな修理例をご紹介します。

 

 

 

case1. 曲がってしまった指輪を復元

 

 

踏みつけてしまったのか、無残に歪んでしまい石まで取れてしまったリング。

 

依頼者は男性なので、実際に使うことはできないけど形見なので復元したいとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

歪みに加えてねじれも修理して、石をセット。

 

ここまで潰れていると爪の状態も不安でしたから1箇所爪の立て直しをしました。

 

とても喜んでいただけました。

 

 

 

 

 

 

case2. 石が取れてしまった!

 

 

石のついているものには、爪で留めてある物と、貼り付け接着してる物とがあります。

 

爪のものも、衝撃を加えたり劣化したりすると石が取れてしまうことがありますが

 

接着しているものが思いも寄らずポロっと取れることがあります。

 

 

 

 

 

珊瑚のリングの、2個あるうち1個の珊瑚が取れてしまったようです。

 

珊瑚は、白、桃色、赤色と、その中でも色味がたくさんあり、

 

時間とものによっては修理費がかさむ場合もあります。

 

(血赤珊瑚などの場合だと、そもそもが高額です)

 

もちろんそういうものも探して修理はできますが、

 

 

 

お話を伺うと

 

 

 

「大島紬を着るときによく合っててね」

 

「これはファッションリングだしあんまりお金をかけたくないわ」とのこと。

 

 

 

宝石のデザインや品質、使うシーンによっては

 

「いやそれはもったいない。しっかり直しましょう!」と言ってしまう時もあるのですが

 

お客様のご要望通り、大島紬に自然に合わせられる別の石をセットすべく

 

ちょっと閃いたのが「オニキス」でした。

 

赤と黒がどことなく粋な配色となり、金額的にもカジュアルな価格帯です。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、こちらも石が取れてしまった事例です。

 

 

 

 

 

こちらもお客様、「安いものだし、なんでもいいから石を入れて〜」

 

 

 

 

 

 

石の詳細が不明だったので、黒蝶貝を貼ってみることに。

 

 

 

 

 

 

 

粘土を枠に入れて、成型して・・・。

 

 

 

 

 

 

 

お得意様だったのと、「ちょっとやってみた」でサービスさせていただきました。

 

右の石も劣化しているので落ちてしまうかもしれませんが、

 

今はまだ留まっているのでこのままで。

 

 

 

 

 

こちらのケースは、ぶつけて石が1箇所砕けてしまいました。

 

石の形が特殊なため、指輪を研磨工場に送って、合うサイズのブルートパーズを

 

新たに作ってもらうことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

しっかり元どおりになりました。

 

 

 

ご紹介したもの以外にも、通常よくあるのが

 

 

 

・チェーンが切れた

 

・メレダイヤがいつのまにか落ちている

 

・金具が壊れた(使いづらい)

 

・ピアス針が折れた

 

 

 

などなどありますが、諦めて捨ててしまったりする前に一度お持ちください。

 

難しいと思っていることが実は簡単に修理できるケースもあります。

 

見積もりは無料です。思い出の品をいつまでも大事に使ってあげてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました