よくある一粒ダイヤのシンプルなネックレス。
2ctと大粒ですが、これよりもいいものを持っていらっしゃるとのことなので、
もう少し華やかにしましょう。
以前、あるものをくっつけただけのリフォームをしたというネックレスを、
バラしてもいいとのことなので脇石に再利用します。
トップのフクリン留の枠と、マーキスカットのダイヤの枠が合っていませんので、
ちょうどいい機会かもしれません。
せっかくついている枠はそのままに、テイストだけ合わせてあげましょう。
メインの枠は、外すことなくそのまま利用し、フクリン留の枠にはミル打ちをします。
マーキスカットのサファイアが、上品にマッチしそうですね。
工房で枠組みをした時点で一度確認をします。
マーキスカットのところ以外はフクリン留めにして、同じようにミル打ちします。
つけた時のイメージなどを含め、ここで細かい指示をクリアできたらいよいよ石留めです。
一旦フロント部分が完成したところで確認です。
ミル打ちのアンティークなイメージがサファイアとダイヤにぴったり。
爪留めのメインダイヤと脇石とのテイストも悪くないですね。
サファイア部分はあえてフクリン留にせず、メインダイヤに合わせて爪留めにしました。
フロント部分が出来上がったので、つなぎの部分を色々と考えた結果、
キラキラカットの入ったチェーンを付けることにしました。
ダイヤが繋がっているタイプのものも良かったのですが、チェーンにアジャスターをつけて
素肌にでもニットにでも合わせられるよう、長さの調節ができるようにしましたよ。
豪華だけど品のいい色使いです。サファイアを数石足しただけで劇的に変化しました。
とても美しいものができました。
ありがとうございます。